知恵の欠如が病を引き寄せる

「人間にとって共通の病は無知である知恵こそ凡ての病を救う唯一のものである。」

 この言葉はお釈迦様の格言です。

 私が「健康指導家」の道に入ったのは38歳の時、体調の優れない38年を乗り越えた時に「知恵」がないということは不幸なことだと感じて、この格言を病に罹患しない「座右の銘」とし、吸収すべきことは積極的に吸収し、実践して今日に至っています。

 しかし、己の能力の限界はあり、思いもよらないアクシデントに見舞われるものです。

38歳以降、病気にならない知恵を学び、その甲斐あって33年間医師の手当を受けたことは皆無でしたが、34年目(一昨年)にして「目まい」を発症、脳神経外科の世話になりました。

辛い症状は1日で治まりましたが、ひと月ほど、「ふら付き感と食欲不振」で、スッキリしない日々を過ごしました。

原因を考えると、休日2日間、実家で屋外の片づけごとに、精を出した結果の疲労と、平日の仕事の疲労が重なったと感じ、以降、「若くはない!」といい聞かせ、休日はゆっくり体を休めることを優先する生活に切り替えました。

 「目まい」は「メニエール病」などとも言われますが、内耳の平衡感覚を司る組織が正しく反応しなくなることで、「部屋の壁や天井が回転し、酷くなると吐き気を伴います」。

過去、何人もの患者さんのお世話をした経験から、「骨盤を正し」体の緊張を緩めることを繰り返すと症状は治まりますが、実際体験してみて「具合が悪い、とは辛いことだ!」と久々に感じました。

 

 さて、もう一つお話すれば、大きな問題に遭遇してはいたのですが、こちらは医師の世話にならず、自分で処置をして乗り越えました。

「腰椎圧迫骨折」です。

平成29年春、朝、「食器」を洗おうと前屈みになると、腰に痛みが走り食器洗いが困難なのです。

ギックリ腰であれば、立っていることが苦痛になるのに、前屈みのみ苦痛なのです。

腰を痛めたせいだと考え、前屈みだけ我慢して仕事はこなしている中で、ひと月ほどで痛みはほぼ消えましたが、念のため「MRI」撮影をしてみると、腰椎5番圧迫骨折でした。

柔軟体操はしているし、体の調子は悪くありません。

年2回実施している血液検査も異常はありません。

考えられるのは、67歳になり、「サルコペニア」という、「筋量低下に伴う身体能力低下」が原因と考え、ストレッチを増やして骨を丈夫にと考えました。  

 

 以降、圧迫骨折のことなど忘れていたのですが、5年後の令和4年4月再度見舞われてしまいました。

仕事が終わり、仰向きで、両膝を抱えて胸に付けるストレッチをしたのです。腰の筋肉が固く膝頭が胸につかないので、いやな予感がしたのですが、強引にやった結果、腰に「ぐしゃ」とした衝撃が走ったのです。

症状は前とは違い、ギックリ腰のように動くことが辛くなったので、ギックリ腰だと考え、三日ほど娘に施術してもらい、痛みはありましたが仕事に復帰しました。

この時は1週間ほどすると痛みが和らぎ、前の時と同じように、ひと月で痛みは消えました。でも念のため「MRI」撮ってみると、今度は腰椎3番の圧迫骨折と判明、併せて骨密度測定をすると、同年齢の68%という結果でした。

 

 再度の事態に落胆しましたが、原因があると考える中で、骨密度が低いことに問題ありと考えたのです。

骨は刺激を受けると丈夫になると学んだ記憶があり、仕事で結構な肉体運動をしているのに骨密度が低い。

まず頭に浮かんだのが、カルシウム不足です。

でも、カルシウムを含む野菜、小魚、昆布類は摂っている自信はありました。

ただし、カルシウムを腸管から吸収するためには「ビタミンD」が必要です。

ビタミンDは太陽に当たることで体内で合成されますが、太陽に当たる機会は皆無といえる生活です。

そこで当センターにある「太陽光」の照射を心掛けることにしました。

 しかし、10か月後の令和5年1月「大きなくしゃみ」をしたことで、ギックリ腰のようになってしまったのです。

これは再再度の圧迫骨折と感じましたが、ひと月我慢すれば治ると以前の体験から、必死に痛みが取れる日を期待して、ほどほどに仕事をしながらその日を待ちました。

多くの皆さんは、「無茶苦茶」であると思われるでしょうが、「骨盤を正し」、身体に無理な負担をかけない生活をしていると、体の「自然治癒力」が治してくれる体験を幾度もしている私は、無駄な診察を受けて薬など処方されたら、「医療費の無駄使いになる」「自分で治せる病は自分で治す」の生き方をしているからなのです。

もう一つは「圧迫骨折・ギックリ腰・腰痛」も、骨盤を正し、時間の経過の中で治すしか方法のないことを知っていますから、医師の世話にはならなかったのです。

ひと月後痛みは消えました。

しかし、再再度の圧迫骨折に「大きなショック」を受けましたが、原因は必ずあると思案しました。

 そして分かったのは「無知」だったのです。骨の仕組みを再度学んでみると、カルシウムは大切であるが、タンパク質も大切であるという事実です。

骨組みの中心は「コラーゲン」というタンパク質、周りの壁がカルシウム、マグネシウムなどのミネラルなのです。

 たんぱく質の一日当たりの摂取量(各種見解はあります)は体重1kg当たり1gほどといわれています。当時の体重は52kgほどですから52gは必要ということですが、計算してみて少ない摂取に驚きました。

そこで50g以上摂ろうと考えたのですが、肉・卵を食べない私ですから、魚と植物性たんぱく質だけでは、量が多くなること、献立も大変なのです。

肉と卵を入れると献立が楽になるので、30数年控えていたこれらを食することに切り替えました。

元々、肉や卵は大好きだったのですが「血液を汚し発がん性が高くなる」ことが分かったので食べなかったのです。

しかし、タンパク質不足を解消し、骨密度を高めるためには、避けては通れないのです。

 令和5年1月の腰の痛みは、圧迫骨折と感じましたが、MRIで確認するまでは断定はできません。

しかし、令和4年には腰のMRI撮影、「目まい」で頭部「CT」も撮りましたから、磁気・放射線の頻度が高くなるのは怖いので1年後と考えました。

令和6年3月、楽しみにしていた撮影をしてみると、今度は「胸椎の12番」の圧迫骨折でした。

腰椎でなく胸椎の骨折、それも「くしゃみ」でなったのですから、如何に背骨が弱っていたか、脆弱であったかということです。

 

 骨密度も計測してみると、令和4年に比し0.4ポイント改善したので、食事改善の効果はあると感じました。

 令和5年1月の圧迫骨折は胸椎でしたが、令和4年1年間は、虚弱体質を克服した30数年間で前に戻ったような最悪の年であったのです。

1月に腰を痛め、腰の状態が良くなったら、4月に圧迫骨折。痛みが取れたら「痛風」で改善するのに2か月を要し、

10月には「目まい」を発症しました。

この1年間は体調が落ち着かず「食欲」のない日が多かった年でした。

その影響で54kgの体重が52kgまで減りましたが、市民検診などでは問題がありません。

しかし、年を超えた令和5年1月の胸椎の圧迫骨折は、食欲の低下やタンパク質不足が「栄養失調」を引き起こし、更に、体重減少による「筋力低下」により、背骨が「疲労骨折」を引き起こす状態になっていたと考えることが出来ます。

以降、1年と3か月「食事改善・休養・筋トレ」を心掛けたことで、現在の体重は57kgまで増え、身体の問題はありません。

加齢に伴い。今後どのような問題が起こるかは未知数ですが、学んだ「知恵」が生かされることを願っています。

付け加えれば、この一連の不調の中で感じたことは、最初、腰を痛めただけと感じて、骨盤を正し、痛みが引けていく中でできる範囲の運動をしていると、ひと月で回復しました。

仕事もほぼ休まず、腰に一反の晒を巻いて施術をしていました。

2回目も3回目も同じでした。

「患者さんには話さなかったので、誰も私の圧迫骨折分からなかったでしょう」。

 痛みはあっても我慢でき、動くことが出来るから施術していたのです

 そしてもう一つ驚くのは、背骨の「圧迫骨折」をすると「背骨が丸く」なる方が多いようですが、私は3か所も傷めたのに、背骨は丸くなりません。

ここに「骨盤を正す」ことの大切さと、運動することの大切さを感じました。

令和6年4月16日 髙橋健康指導センター   髙橋 純一

0-リングの方法(心に感じることの善し悪しが確認できる方法)

0(オ)ーリングの方法

次の写真を見てください。

このやり方を「0―リング」といい、お二人でやります。

一人が自分に合う「言葉、或いは食材などなど」を確認する方で「受け手」とします。

もう一人を「引き手」としましょう。

① 受け手の方は、右手(利き腕側)の親指と人差し指の指先を合わせ0をつくります。

② 受け手の方の左手のひらに食材など載せます。ここでは「ありがとう!」と記載した紙片をのせます。

③「受け手」は左右の腕をWに開いて①の0の指に、「引き手」の方の、左右の親指・人差し指(写真のように)をいれて0をつくります。

  • この状態から「ハイ」の号令で「引き手」の方は「受け手」の0に入れた、左右の指の0で「受け手」の指を、左右にゆっくり開くように強く引くのです。

「受け手」は開かれないように、親指と人差し指の指先に力を入れるのです。

この時「ありがとう!」と記載した紙片の時は、「受け手」の指先に力が入るので、0が開かないのです。

しかし、「バカヤロウ!」の紙片をのせた時は、「受け手」の指先に力が入らないので、「引き手」の力に負けて0が開かれてしまいます。

 

   

 

食材でも衣類でも何でもこの方法で、自分に良い物か悪い物かを確かめられます。

当センターで販売している食材は、有機栽培、食品添加物不使用の食材ですから、

0―リングをやると、開きませんから、体の免疫力を高める食材であることが分かります。

市販の店で食材を購入するとき、この0-リングをやると、免疫力を高める物か、下げる物かを確認することが出来ます。

食品添加物が多いと開いてしまいますし、嗜好品類は開きますから、嗜好品は健康な人が食すのには問題が少ないのですが、不健康な人が食すと、身体はもっともっと悪くなるということが分かります。

また、「言葉」も同じように、0-リングが開いてしまう言葉は、身体には悪い影響を与え「免疫力」を下げるということです。

※0-リングは少し練習が必要ですから、うまくできない方はご相談下さい。

また、0-リングのコツは「受け手」が指先に力が入るか入らないかを確認する方法ですから、もし力のある「引き手」に開かれたとしても、「受け手」が力が入ったと感じれば良い物と判断していいです。

では、0-リングで指先に力が入る、入らないのはどうしてなのでしょう。

まだ科学的には証明されてはいない、未知のエネルギーといわれていますが、電磁場を想像すればよいといわれています。

全ての物質は「電磁場」を持っています。

電磁場とは、電気が流れて電気製品が稼働したとき、その周囲に起こる「電磁波」と考えれば理解できるでしょう。

食材も衣類も全て出ているのです。

左手にのせた物質が出している電磁波を、身体は瞬時に大脳が自分の体に合っている物質か否か判断するのですが、合っている物質であれば、身体に力がみなぎるのです。

しかし、身体に合わないときは力が抜けてしまうのです。

「言葉」も、人はこの言葉の意味が分かりますから、気持ちが良い言葉の時は、乱れませんが、嫌な言葉の時は乱れ、結果として指先の力が入らないのです。

 日常生活で「ストレス」にさらされたとき、そのストレスの度合いにもよりますが、体に変調をきたすほど強く感じ続けると、ガンにり患しやすくなることは現実起こっている事実です。

事実ですから「ストレス」を乗り越える努力をしても、乗り越えられないときは、転職を考えた方が無難です。或いは夫婦仲が悪ければ離婚も必要なのです。

さもなければ、尊い人生を危険にさらして生きていくことになるからです。

私であるならば、私は危険を避け、尊い人生を大切にして生きていきます。

それは、現世は「修行の場であると考えているからです」。

この世に生まれた時は未熟で失敗も数多くするでしょう。

でも失敗することで反省をして、同じ失敗をしないように努力するのです。

でもまた、同じ失敗をすることがあるかもしれませんが、それが修行中の、まだ愚かな人間であるからです。

そう考えれば、卑屈になることはなく、もう一度反省をして失敗しないように頑張るのです。

そのようにして年輪を重ねるたびに、人として成長して、現世を生き抜くことが出来れば、安らかな一生になると私は考えています。

私は不健康で生まれたがために、様々な辛い経験、馬鹿にされた経験も沢山しましたが、人間には「自然治癒力」が存在することを知り、その力を高める方法も学び実践したことで、己の体質が変わったことを実感し今を生きています。

噓隠しなく言えば、生きてゆくには様々な問題が起きるものです。

仏教には「一切皆苦」という言葉があります。

人生は全て苦しみであるという意味ですが、「人生は苦しみだけだから、生きるに値しない」と考えるのは間違っています。

つまり、今は現世で修業中の身ですから、様々な難題を天から与えられていると考えるのが正しいのです。

難題が多ければ多いほど、天は私を鍛えようとしているんだと考えることです。

「悩む」ことは仕方がないことですから、そのたびにそのように考えるのです。

一回りも、二回りも成長すれば解決策は出て来るものです。

0ーリングをあなたの生活に役立てて、希望に満ちた健康な人生を送ってください。

令和5年 11月 高橋健康指導センター

 

老化を遅らせる活性酸素抑制物質

老化を遅らせる活性酸素抑制物質

人の成長も20歳代迄で、それからは成長が止まり、徐々に老化(嫌な言葉)の時代に入っていきます。

その時代が、どんなに嫌いでも「生きとし生ける物」は避けて通れない道です。

きっと神様が「生きている間に良いことを沢山やって、大いに喜び楽しんで生きなさい。でも、永遠に頑張っていると疲れてしまうから、寿命という幕引きを作ってくれたのでしょう」。

そうであるならば寿命までは「健康」に生きていく知識を得て、己の才覚の中で努力することが、大切なことでしょう。私はそのように考えています。

 

生物学的に老化の原因は「遺伝子の変異・タンパク質合成低下・老化細胞の蓄積による慢性炎症・活性酸素の増大による細胞の酸化の害」などがあげられます。

これらの原因をすべて取り除くことは不可能ですが、「遅らせる」ことは可能です。

一言でいえば「健康生活」を実践することですが、個々に健康については実践されているでしょうから、これから説明することも参考にしてください。

 

 老化の原因の中で人の活性酸素の害を少なくする方法は、幾つかあります。

この方法はまた、他の老化の原因を少なくすることにもつながります。

 

 本題に入る前に、活性酸素について簡単に触れます。

活性酸素」は酸素を使って細胞内でエネルギーを作り出すときに発生します。

生きるためには酸素は不可欠ですが、この活性酸素が細胞を「酸化」させるという悪い働きもしてしまうのです。

しかし、身体はこの活性酸素を無害化する酵素を持っています。

代表格は「スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)」です。

この酵素がスムーズにつくられているうちは、酸化を防ぐことが出来るのですが加齢と共に低下するのです。

活性酸素が増えることで引き起こされる症状には「しみ・シワなどの老化、

がん・緑内障白内障・糖尿病・アルツハイマー病・脳梗塞パーキンソン病心筋梗塞心不全動脈硬化症・慢性関節リュウマチなど」が挙げられていますが、他の病の発症にも、多かれ少なかれ活性酸素が関わっているのです。

 

また、活性酸素を増やす要因としては、疲労・ストレス・強い紫外線・嗜好品の過食過飲・食品添加物・加工食材・酸化した揚げ物・酸化した油・トランス脂肪酸(マーガリン・ショートニング)・激しい運動などです。

私は更に医学的には指摘されていませんが、骨盤の歪みも体全体を歪ませて、関節の動きに負担をかけることで活性酸素を増やす要因になっていると考えます。

その根拠は、老齢マウスの膝関節の軟骨では、SOD(抗酸化酵素)の働きが低下することで、活性酸素の量が増えているという研究結果があるからです。

また、成人マウスの膝関節に人為的な刺激を与えると、SODの活性が低下して活性酸素が増えるそうです。

この結果から、人の「変形性膝関節症」患者さんの膝の状況を検査したところ、マウスと同じ結果がでていることが判明しました。

 

では活性酸素の害を減らす方法です。

先ず取り組むことは、骨盤を整える「仙腸関節調整」を受けて、身体をリフレッシュさせることです。

また、調整を受けることで、骨盤に歪みがあれば正され、姿勢も整ってきます。

このリフレッシュのメリットは、血液の流れ、リンパ液の流れ、神経の流れがスムーズになることで、身体の持っている生命現象が高まります。

生命現象が高まれば、低下傾向の様々な臓器や細胞が最善の状態に回復して、必要な酵素、ホルモンの産生が行われるからです。

 

加齢に伴って、生命現象の力は徐々に減少はしても、必要以上に減少させない生活が大切なことです。

卑近な例を挙げれば、年齢以上に老けてしまうのには、そのような問題があると考えることができます。

 

参考までに、83歳の患者さんの容姿の改善写真をご覧ください。

令和4年に東京から来られた、三叉神経痛の尚子さんです。

腰痛は40代からありましたが、整体・整骨院鍼灸院などの手当を受けることで、乗り越えたそうです。

ところが75歳から腰痛が再発すると三叉神経痛も発症して、苦しんできました。痛み止めの薬や神経ブロックなどもしましたが、効果がなく時間だけが過ぎてきました。

当センターに来られた時は、歩くのにも痛みが出て難儀で、食事もスムージーしかとることができませんでした。

4月は12日間、5月は6日間,6月は16日間。延べ34日間で60回の施術を受けられ、三叉神経痛の痛みを克服されました。

 

では、姿勢などの変化をみて下さい。

4月6日の姿勢と表情です。

左右の肩が不揃い、体も歪んで顔も右に傾いています。

表情も「しんどい」という感じです。

5月5日

姿勢が良くなってきていますが、表情はあまり変わりありません。

6月9日

背筋が伸びて姿勢も整い、左右の肩も整いました。

身体もしまった感じになり、顔の表情も若々しくなっています。

身体を磨くとこのように、生き生きとした感じになるのです。

当然に生命現象が旺盛になり、身体の不具合は改善されるのです。

 

三叉神経痛の痛みの原因は「活性酸素」の害だけではありませんが、痛みが消えたということは、活性酸素の害を防ぐSODが活性化されたということもいえると思います。

令和5年4月、その後の体調について、気になっていたので電話をしてみました。

電話に出られた方の声が若々しくて「ハキハキ」としているので、娘さんがでられたと思い「尚子さんをお願いしますと言ってしまいました」。

すると「先生ご無沙汰しています。尚子です」。の返答に驚いた次第です。

そして「あれ以来痛みが消えて、楽しく生活しています」。と喜びの声が返ってきました。

 

さて、活性酸素の害を減らす次の方法は、抑制能力の高い種実類、果物、野菜の摂取を心掛けることです。

植物は太陽の光を浴びて光合成によりエネルギーを作り出していますが、この時沢山の活性酸素を生み出します。

植物は、その害を抑制するために、抗酸化物質、ビタミンC・ビタミンE・ビタミンAになるカロテノイド、ファイトケミカル(植物の化学物質)などをつくりだしています。

先ずは、手ごろに摂取できる食材をご紹介しましょう。

※上の緑の葉は大葉(シソ)ですが、ビタミンA・C・Eを含む優れ食材です。

次の一覧表を参考にしてください。

ずば抜けて抑制能力が高いのが、乾燥プルーン(ネオクロロゲン酸)で「ミラクルフルーツ(奇跡の果物)」と欧米では言われ、ガン予防や老化防止に期待されています。

 

また、ビタミンB群、貧血に効く鉄、高血圧予防のカリウム、便秘解消のマグネシウム・植物繊維、肌を綺麗にするカロテノイドが豊富に含まれ、まさに、ミラクルフルーツです。

干しブドウ(レーズン)

青果もポリフェノールが多く脳卒中や心臓病予防に効果がありますが、干しブドウは凝縮されることで糖質は生果の5倍に達し、疲労回復に効果があります。

ミネラルの銅、マグネシウムカリウム・リン、カルシウム、鉄、そして植物繊維も豊富に含んでいますから、高血圧・骨粗しょう症・貧血・便秘予防に効果が期待できます。

果物の果糖・ぶどう糖は白砂糖と違い、ミネラルを十分含んでいるので害はありません。

但し、果物は糖質が多いので太りやすいタイプの方は注意して食べることで、食べる目安を決めることです。

 アーモンド・カシューナッツクルミ

ナッツ類の主成分は脂質で不飽和脂肪酸ですから健康維持に適しています。

また、ビタミン・ミネラルも豊富に含んでいます。

しかし、食べ過ぎは肥満につながりますから、抗酸化物質の薬と考え、一つまみ、二つまみとほどほどにつまみましょう。

アーモンド・カシューナッツクルミも抗酸化物質ビタミンEを豊富に含んでいますから、活性酸素の抑制に働きます。

ビタミンEはビタミンAの酸化を防ぎ、細胞膜を丈夫にして、美肌つくりに働きます。

また、動脈硬化予防・がん予防・老化防止にも効果があります。

アーモンドはタンパク質が豊富で、肝臓を保護するのでお酒のつまみにピッタリです。

カシューナッツの特徴はビタミンB1を豊富に含んでいますから、炭水化物の吸収を高めるので、疲労回復、食欲不振に効果があります。

クルミも良質のたんぱく質を多く含み、消化吸収がよく強壮効果があります。

ヒマワリの種・南瓜の種

 粒の大きいのが南瓜の種・小さいのがヒマワリの種。

ヒマワリの種はビタミンEが多く、抗酸化作用で老化防止・冷え・美肌効果もあります。葉酸は種実類の中でダントツですから、貧血防止・免疫力向上・ビタミンB12と共に造血にも働きます。

カボチャの種は、ビタミンB1・B2ナイアシンが多く、疲労回復・血行不良・不眠に、亜鉛を多く含むので味覚障害や抜け毛の予防になります。

ファイトケミカルはオレンジ色系の色素の野菜、カロテノイド。強い香り辛みのネギ類・ニンニク・大根・キャベツ・ブロッコリーなどのイオウ化合物。

そして植物の葉、花、実、樹皮に含まれる色素や苦味、渋み成分のポリフェノールも抗酸化物質です。

よって幅広く旬の野菜・果物・種実類を食べることでビタミンA・C・Eの摂取は出来ますが、野菜は沢山の量(日に350g)を食べるのは大変なので、「青汁」を使う方法もあります。

梅干し&梅酢

 梅干し・梅酢のクエン酸、梅リグナンも抗酸化物質で、抗菌・殺菌力も強く感染症予防にも効果があります。

梅酢を10倍にしてうがいすると効果があります。

ビタミンC

 焼き魚は焼くことで油が酸化しますから、必ずレモンをかけて酸化を防ぐことも重要です。

以上 当センターで販売している商品も含めて紹介しましたので健康増進にお役立てください。

               令和5年 春 髙橋健康指導センター   高橋純

 

投稿月日と題名

投稿月日と題名

2021年9月19日「新型コロナ禍をのり越える生活」

2021年9月13日「新型コロナ禍をのり越える生き方」

2022年1月8日「謹賀新年」イルミネーション・・・

2022年1月8日「山の自然を楽しみ英気を養う」

2021年11月27日「大好きな野球が反転「不調の原因」をつくた数十年」

2021年10月「苦悩の果てに得た虚弱体質克服の想いで

新型コロナ禍をのり越える生活

(別ブログより転記)

新型コロナ禍をのり越える生活―2

 日本人でありながら、食品販売促進の「出来合い料理」、或いは、テレビの「お料理新型コロナ禍をのり越える生活―2番組(肉料理が多い)」、これらには、日本民族の健康維持増進の「思い」を、私は感じませんが、多くの人々は便利さや、目新しさ、に乗せられて、正しい和食から離れていく食生活は、結果として「免疫力」を落として、様々な病にり患していく確率が高まります。

共働き家庭では、食事を作る時間節約から、「チン」して簡単にできる料理、或いは、スパーマーケットの「出来合い食材」、コンビニのお弁当を購入することも多くなります。

現代社会の構図の中では「やむを得ない」と、いうことになりますが、自然災害と同じで、体は自分の「言い訳」など聞いてはくれません。待ったなしでなる様になってゆきます。

人生の「今」は、直ぐ過去になります。

過去の行いが現在の自分です。病も不幸も過去の産物ですから、今を改める努力をしない限り、未来の健康は保証されません。

新型コロナウイルスの感染も、全員が感染するのではありません。

体質の悪い人が感染します。インフルエンザウイルス感染も同じですから、インフルエンザに感染する人は、コロナウイルスにも感染します。

「免疫力」とは何であるかもぜひ勉強してください。コロナだけでなく健康で生き抜くために大切なのです。学校でも職場でも教えてくれる取り組みはありません。

◎「免疫力を上げて体を守る!」はイラストが多く「免疫力」を理解しやすいのでお勧めの本です。   発行所 (株)扶桑社 定価1045円(税込み)

 監修、医学博士 酒向 猛 ・医療コンサルタント 細川 順讃

ご希望の方は当センターでも販売しています。

「私の食生活」・・主食が半分、副菜が半分を目安として、お皿に盛った料理を食します。

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主食・・雑穀玄米&発芽玄米半々にゴマ塩を振りかけてあります。

副食・・大豆から揚げ・きんぴらごぼう・昆布の佃煮・小豆南瓜

汁物・・こがね麩ときざみワカメの味噌汁

◎玄米は黒米・小豆・ハト麦・丸麦・黒豆を玄米の2割ほど混ぜて炊きました。

通常は8カップ炊いて、3割は保温釜に入れ、後は小分けして冷凍にします。

発芽玄米は4カップ炊いて、発芽玄米炊きのお釜で保温します。

1食分は150gほどです。

◎「大豆から揚げ」は大豆の蛋白質です。

タンパク質は体の構成成分として最重要な栄養素です。タンパク質は分解されるとアミノ酸になりますが、タンパク質は20種類のアミノ酸で構成されています。

その内11種類は体内で合成されますが、9種類は食べ物から摂取しなければなりませんから、必須アミノ酸と言われます。

動物性たんぱく質は全て含まれていますから、摂取を勧められますが、肉類は血液を汚し、身体の酸性度を高めるので「ほどほど」にして、お魚にしましょう。

植物では「大豆製品」は全て含まれていますから、大豆製品を副食で摂取しましょう。

大豆製品にすると血液を汚すことがありませんから、健康維持に大豆製品がお勧めです。

◎大豆から揚げレシピ・・大豆から揚げ10個を15分ほどお湯に落し蓋を載せておきます。

①ふやけて膨らんだ大豆から揚げを、大きいのは半分にします。

②ニンニク1片と生姜の塊3/1をすり下ろして、少し大きめのお椀に入れ、地粉を大さじ6杯いれて、しょう油と水で、から揚げにくっつくぐらいに練ります。

しょう油は味見をしながら、お好みの味にしてください。

③フライパンに、菜種油を薄く敷いて、全体に薄く焦げ目がつけば出来上がりです。

きんぴらごぼう

ゴボウの主成分は炭水化物ですが、大部分は消化吸収されない水溶性植物繊維イヌリンと不溶性ヘミセルロースです。

この繊維質がゴボウ特有の歯ごたえ・風味を作り出しています。

また、イヌリンは腎機能を高め利尿効果があるといわれています。

また、注目成分は木質素といわれるリグニンでガン予防や胆汁酸を吸着して排せつする作用がありますから、コレステロール値を正常に保つ効果があります。

いずれにしてもゴボウは、便秘改善、大腸がん予防、水溶性植物繊維は悪玉コレステロールを排泄する作用、血糖値の急激な上昇を抑制する作用もあり、動脈硬化・糖尿病予防に効果が期待できます。

◎小豆南瓜

小豆の主成分は糖質とタンパク質で、ビタミンB1・カリウム・不溶性植物繊維(オリゴ糖も多い)が多いのが特徴。ビタミンB1は体で合成できないから、動物性食品、食物からの摂取が必要ですが、小豆は豊富に含んでいます。

これにより糖質の代謝が促進され疲労回復・夏バテ防止に効果があります。

肝臓に負担をかける有害物質を解毒する働きもありますから、薬やアルコールなどを摂取する方にお勧めです。

カリウムは腎臓に働き、塩分の排泄により腎疾患やむくみ、高血圧予防に働きます。

植物繊維も豊富ですから、便秘予防・大腸がん、動脈硬化予防の改善に働きます。

小豆の外皮「サポニン」はカリウムと同じ効果があります。また色素は「アントシアニン」で視力に効果があります。

南瓜は栗南瓜がお勧めです。

南瓜は、カロテン・ビタミンC・ビタミンEを含んでいますが、カロテン(体内でビタミンAに変わる)は100g当たり4000㎍と多く「冬至にカボチャを食べると風邪を引かない」といわれるほど、肌や粘膜を丈夫にして、感染症に対する抵抗力をつけてくれます。

ビタミンEも多く、強力な抗酸化作用で活性酸素の害から体を守って、老化防止・動脈硬化症の予防になります。

陰陽の原則からみると、南瓜は陽性な食材ですから、冷え性や肩こりの緩和に常食したい食材です。種もビタミン・ミネラルが豊富ですから、洗って乾かし、フライパンで炒って食べましょう。

◎昆布の佃煮

 味噌汁や煮物でも「昆布で出汁」をとります。昆布出汁は、300㏄の水に4cm角1枚を目安にして出汁を取ります。一晩おくとよい出汁が取れますが忙しい時は、沸騰直前で昆布を出せばよい出汁がとれます。

昆布は2番出汁、3番出汁私は利用します。

その昆布を冷凍にして、ある程度溜まったら解凍して、千切りにして、水・しょう油とお酒で味つけをして煮詰めると、昆布の佃煮ができます。私は圧力鍋を使います。

昆布は、甲状腺ホルモンの分泌を促すヨードが多く、心臓や血管、体温調節をスムーズにして新陳代謝を高めるほか、爪・皮膚・髪を健康にして、子供の知能の発達を促す作用があります。

カルシウム・カリウム・鉄・カロテン・ビタミンB1・B2、そして、水溶性植物繊維が豊富ですから、腸内環境を整え、腸内乳酸菌を豊かにして免疫力を高める効果があります。

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食事の一例・・黒ごま豆腐・豆腐チーズ・青菜と人参の信田巻・ひじき煮・ふきの煮物。

◎黒ゴマ豆腐レシピ

①黒ゴマペーストを大さじ6、手鍋に入れます。本くず粉を大さじ6、手鍋に入れます。

  • 手鍋に昆布出汁450㏄を入れて、塩一つまみ入れてよく混ぜます。
  • 中火にかけて、木べらでかき混ぜていると固まってきますから、良くかき混ぜると、きめの細かいペースト状になれば出来上がりです。流し缶に入れて冷めたら冷蔵庫で保管します。1週間は持ちます。醤油か、山椒の醤油などをかけて召し上がってください。

ゴマは、良質の脂肪,蛋白質、ビタミン、カルシウムなどのミネラル、不溶性の植物繊維が豊富で、現代風の家庭料理で欠けている栄養素を補う優れた食材です。

ごまは「抗酸化物質」ゴマリグナン等の物質が、活性酸素の発生が多い肝臓の強化に働きます。また、良質のタンパク質メチオニンも肝臓を正常に保ちます。

肝臓は食べたものを選別して、悪いものは排除する役割を持っていますから、肝臓を強化する食事は大切で、肝臓の機能が衰えることは身体に不要の物質が蓄積され、各種疾病が発症する危険性が大きくなります。

また、ゴマリグナン類は悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やしますから、動脈硬化を防ぎ血管を丈夫にします。鉄は貧血を防ぎ、冷え性を改善します。

カルシウム、マグネシウムはイライラを解消して、精神を安定させます。

ビタミンEも豊富でゴマリグナン類と共に強力に活性酸素を除去し、また、豊富なミネラルと一緒に、肌に潤いを与え若さを保ち、抜け毛、白髪予防に働きます。

◎信田巻レシピ・・油揚げを三方切って広げます。熱湯をかけて油抜きをします。

出汁にしょうゆ味をつけて、15分ほど油揚げを煮て味を浸み込ませます。

油揚げを広げて、海苔巻きのように、野菜のお浸し、ニンジンを真ん中に適量入れて、強く巻いて出来上がりです。

◎豆腐チーズレシピ

  • 木綿豆腐一丁に重しを載せて水を良く切ります。
  • ガーゼを豆腐に巻きます。
  • 豆腐が入るタッパーに、味噌を全面に薄く塗って蓋をし、冷蔵庫に保管します。
  • 1週間ほど寝かせて、ガーゼをめくり適度の大きさに切ってしあがれ。

二つの食事の例を紹介しました。

持病のない健康生活が出来ている人は、週に1、2度おご馳走を食べてもよいのです。

不健康でなければ、嗜好品(アルコール類・甘い菓子類・果物類)も食せますが、そうでなければ食事に制限が付きます。制限を守れない人は苦しみ、短命におわります。

それを「自然淘汰」といいます。

健康を維持するのに、和食の食材がこれだけの栄養価と薬効を持っています。

常に「私は日本民族といい聞かせることです」。例えば、イタリア人が「ご飯・漬物・味噌汁」を食卓で食べている風景を想像してみてください、変なイタリア人と思いませんか。

イタリア人は「パン・スパゲッティ・ピザ・肉料理」が民族の食事です。

私のお勧め副食4品を紹介します。

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  • 上から、きんぴらごぼう
  • ひじき煮
  • 切干大根煮
  • 小豆南瓜
  • この内、小豆南瓜のみ冷凍がききませんが、他はたくさん作ってタッパーに、サランラップ、アルミ箔で包んで小分けにすれば、いつでも食せます。

私の食事にはこの1品か2品必ず盛り付けます。

栄養価も高く、抗酸化作用、或いは水溶性繊維質、不溶性繊維質も豊富ですから、腸内を綺麗にして「免疫力」を高めてくれます。

生活習慣病も抑制します。

1.きんぴらごぼうレシピ

ごぼう200g・にんじん200g・レンコン200g    

 ゴマ油、小さじ1・だし汁、適量・塩、ひとつまみ

しょうゆ、大さじ2

①鍋を中火でゴマ油を回し、ごぼうを炒めます。ごぼうが透き通り香りが立ち込めたら、鍋の前に寄せ、空いたところにレンコンを入れて炒め、にんじんも入れて炒めてから、ごぼうと炒め合わせます。あまりかき混ぜないようにします。

②だし汁か水を、材料に軽くかぶる位まで入れて蓋をします。煮立ったら弱火にして煮て、柔らかくなったら、塩を2、3度にわけてふりかけます。

しょう油をまわして、蓋を取って煮汁がなくなるまで煮、最後に菜箸で上下を返して混ぜます。途中で箸を入れないようにします。

 

2.ヒジキ煮レシピ

乾燥ひじき30g(サット洗い、水切りする)・にんじん30g(細切りする)・油揚げ1枚(油抜きして細切りする)・しょう油大さじ1・水適量。

  • 鍋を中火にかけてひじきを入れ、水をかぶるくらい入れます。

②沸騰したらにんじんと油揚げを入れて煮、ひじきがやわらかくなったら、しょう油を回し煮汁がなくなるまで煮とばす。

 

3.小豆南瓜(圧力鍋) 小豆1カップ・南瓜(大きさにより2/1か4/1)

①小豆を洗って水切りして圧力鍋に入れます。水をかぶるぐらい入れ、昆布3cm角1枚も入れる。強火で沸騰したら蛍火にして15分煮ます。

  • 圧が落ちたら、南瓜を一口大に切り小豆の上に並べます。塩を一つまみ振りかけます。水を南瓜の半分ぐらいまで入れます。強火で圧がかかったら火を消して、圧が下がれば出来上がりです。(圧力鍋により違いがありますから、説明書を読んでください)

 

4.切干大根レシピ

切り干し大根100g(サッと洗って水切りする)・にんじん30g・高野豆腐2枚(70度のお湯に30分程おいて戻す。熱湯4カップ、水1カップで70度になる。柔らかくなったら3回ほど水に浸してしぼる)    

水適量、塩少々、しょう油大さじ1.5

 

  • 洗った切り干し大根を食べやすい長さに切る。
  • 鍋を中火にかけ温め、切り干し大根を入れて空炒りし、甘い香りがしてきたら、人参を入れ、水をひたひたになるくらい加え、蓋をして煮る。

煮立ったら弱火にして煮る。

  • 好みのかたさまでやわらかくなったら、高野豆腐を入れ塩をいれます。

煮立ったら香り付けに最後にしょう油を回し、落し蓋をして煮きる。

 

《切干大根は血液をきれいにし、コレステロール値を下げ、血圧を安定させる働きがあります。大根は万能薬で、陰性な体質、冷え性な方は切干大根を使いましょう。太陽に当てた切り干し大根は、繊維とミネラルが凝縮されていますので、少量で効果があるのです。カルシウムが非常に多いのが特徴です。

動物性食品のとり過ぎで肝臓を悪くしている方、花粉症、アトピー性皮膚炎の方は酸性体質ですから、体質改善におすすめです》

 

以上4点は常食をお勧めします。

 

◎主食のご飯は日本民族の心と肉体を健全に養うものです。

玄米は栄養素の宝庫で、ここに大豆製品を加えると完璧な栄養価の主食です。

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左は雑穀の玄米・右は発芽玄米です。

白米を食べていると、色が変わり抵抗を感じる人もいますが、それは食習慣がそうであったからだけのことです。

栄養価のある主食を食べることに挑戦してください。それが未来の健康体の己を構築することになるからです。

直ぐに馴染めない方は、分搗き米といって、玄米の半分を削った「5分搗き米」から食べてみるのもよいでしょう。

私は体質が悪かったので「薬」と考え、玄米を食べていましたが、食べているうちに「自然な甘みがある。腹持ちがいい。噛んでいると体が元気になってゆく気持ちになる。」を感じるようになりました。

但し、玄米の食べ方を間違えないことです。つまり「口の中で溶けるまで噛む!」を努力しないと、本物の味が分からないからです。

私は、そのように玄米を食べ始めてから、寝込んだことは30数年一度もありません。

◎副食は、旬の野菜を食べることを心がけることです。旬を外れた野菜は栄養価が半減します。また、オーガニック食材も心がけましょう。

◎動物性たんぱく質と植物性タンパク質の割合は、5対5でもよいのですが、動物は、魚類、貝類の比率を高くするほど、動脈硬化とか血栓の心配がなくなります。

令和3年9月18日 高橋健康指導センター

 

新型コロナ禍をのり越える生き方

 

編集

新型コロナ禍をのり越える生き方

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令和2年2月からの新型コロナウイルスの感染は、平成3年も秋を迎える季節になっても、終息の兆しが見えてきません。

1年と半年以上の移動制限や飲食業の時短制限など、国民も痺れをきたして外出する姿が都市部を中心に増加しています。

しかし、出歩けば更なる感染者が増え、自業自得を味わう人々が増えるでしょうが、なるようになるしかないのでしょう。

つまり、ワクチン接種をしても感染する人は感染していますし、手洗いや、マスクの着用、三密を避けるしか、個々の防衛方法の指導がないのですから、国の指導は手詰まり状態です。

さて、このような現状の中で、私の「コロナ禍をのり越える生き方」は、私の実体験から生まれたものです。

 幼い時からの虚弱体質、そして二十歳を過ぎてからは「腰痛・首痛」も加わり、医者通いの連続の中での38年間でした。

 

【個々の不調については、次のURL「薬も手術も不要で三叉神経痛・・・」を開き、「自然療法にたどりつくまでの道程」をお読みください。】  

         https://kenkoshido.hatenablog.com/

その38年間の不調の原因について、健康指導家となってからは常に考えていました。

一つ一つの不調について「何故そのようになったのだろう」と、生理学や栄養学、また、私の長年の不調の原因「慢性腰痛・首痛」が克服できた、骨盤内「仙腸関節」を正すことの意義、そして「食養(マクロビオティック)」を学ぶ中で、不調の根本原因が解ったのです。

体調の悪い原因

  • 骨盤内「仙腸関節のヅレ」。
  • 間違っていた「食生活」。
  • 安易に薬に依存した生活。
  • 運動不足。
  • 感謝する気持ちの欠如。

 これらの悪い原因を改める生活を、少しづつ少しづつ進めていく中で、不調に見舞われることはなくなりました。

38歳から30年を超える日々の中で、風邪をひいたのは50歳頃1回のみで、

39度を超える高熱が出ました。

私は「風邪ひき名人」というあだ名まで、サラリーマン時代持っていましたが、熱が出ても38度を超える記憶はありません。

高熱が出たということは「免疫」が正常に機能して、ウイルスを消滅させた証です。この風邪も、薬も飲まず入浴療法で三日間で治しました。以降、風邪を引くことはなくなりました。

現在、血液検査を受けても問題点は「尿酸値」が、基準の近辺にあることのみですが、この尿酸値をコントロールする方法は、分かっていますから問題ありません。

また、腰痛を克服してから30数年、医師の世話になったことは、怪我をした2回のみですが、この怪我も薬の服用などはなく、自然治癒しました。

これらの実体験を通して思うのは、自分自身の生活改善が「自己免疫力」を高め、不調を寄せ付けない身体に変わったことに間違いありません。

今回の新型コロナ感染は、現代日本人の生活に誤りがあることの証だと、私は考えます。

食生活を見ても「免疫力」を高める食事から多くの人は遠ざかっています。

「免疫力」を高める食事は、「出来合いの料理」でなく、少しは手間暇かけて調理することも必要です。

新型コロナに打ち勝つには「薬」でなく、自分のライフスタイルを見直して生きることの大切さです。

先ず、私の食事を紹介します。

☆朝食・・午前中はお腹を空かせた状態の方が体調が良いので、このような朝食にしています。

朝食をしっかり食べないと駄目という人は、食習慣からそうなっているのですが、

少し少な目にしてあげると、消化器官は余裕が出来て「腸内環境」も整います。

ただ一つ大切なことは「美味しく食べられるか」ということを、チェックしてください。美味しくないのに「身体がもたない」と考えて、食べるのはやめることです。

また、パン・卵焼き、ハム類・牛乳の朝食は、ご飯・味噌汁・漬物、野菜煮にしましょう。タンパク質を考えるのなら、大豆製品か小魚で十分です。

常に、「私たちは日本人と考えることです。日本人だから和食を食べることで、免疫が保たれます」。

「豆乳ヨーグル」「そばクリーム」「果物か寒天ゼリー」「飲み物」

◎豆乳ヨーグル・小豆・きなこ・そばの実フレーク・干しぶどう・シナモンパウダー・オリゴ糖を加えています。

豆乳ヨーグルは、腸内細菌の善玉菌を増やし、腸内環境を整え体調維持に有用です。

 

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 小豆は、ビタミンB₁が多く糖質の代謝に必須で、疲労回復効果が大です。また、肝臓強化・腎機能強化、植物繊維も多く腸内環境を整えて大腸がんの予防、動脈硬化の予防に、そして快便作用があります。

きなこは大豆を炒って粉にしたものですから、大豆の栄養価がそのままで植物性たんぱく質の宝庫です。

また、血中脂質を低下させる、血圧上昇をおさえる、不飽和脂肪酸の酸化を防ぐ、女性ホルモンに似た働きをする成分が含まれています、よって、脳細胞を活性化する、更年期障害、骨粗しょう症予防、老化防止、乳がん・前立腺がん予防にも役立ちます。

そばの実フレークは、毛細血管を強化する「ルチン」を含んでいます。「人は血管から老いる」と言われていますから、血管を丈夫に保つ生活が求められます。

干しぶどうは凝縮された栄養素が含まれています。糖質は100g中80.7g生果の5倍と乾燥果実では1番です。ミネラルも生果と比し、銅は8倍・マグネシウム5倍・カリウム、リンは6倍・カルシウムは10倍・鉄分20倍、植物繊維質8倍です。糖質はエネルギーとして使われますから、疲労したとき、或いは、デザートに少し載せていただきます。

シナモンは、認知症を予防する食品に「ルイボス茶」と一緒に効果が期待されています。

効果とは「毛細血管」を作る細胞を活性化する作用を持っているということです。

サトウキビオリゴ糖は、消化酵素で分解することができませんが、腸内細菌の「ビフィズス菌」の餌になり、善玉菌が増え、悪玉菌を抑えますから腸内の環境が整えられますから、免疫力も高まります。

 

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◎そばクリーム・青じそ(赤じそ)・糸三つ葉

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クリームにするので、そばフレークと同じで「ルチン」が失われませんから、毛細血管強化に有用で、心臓病予防・脳血管障害の予防・糖尿病予防・記憶力の向上など、そばクリームはお勧めです。

そばの効能は、ルチン以外にも、穀物に少ないタンパク質の必須アミノ酸「リジン・トリプトファン」が多く、栄養価の高い作物です。

水溶性の食物繊維も多く、便秘改善、動脈硬化予防に効果があります。

そばクリームに添えた「糸三つ葉」は、ビタミンA(目や皮膚の粘膜を保護する)に変わる、β-カロテンが3200㎍と多く、活性酸素も抑える働きがあります。

K(カリウム)も多く、塩分を排泄して高血圧を予防しますから、塩分の多い食事をしたときは、糸三つ葉が良いのです。香りもよく、食欲増進、胃もたれも解消し、神経の興奮も沈めてもくれます。

もう一つ添えた「青ジソ(大葉)」も動脈硬化予防、ガン抑制に働くβ―カロテンは11000㎍とずば抜けて多く、可食部のビタミンA含有量は100gあたり約880㎍と野菜の中でもトップクラスです。

また、コラーゲン(細胞と細胞をつなぐタンパク質)を生成し、紫外線から肌を守るビタミンCも多く、シミ、シワ、たるみを防いでくれます。

「抗酸化ビタミン」ビタミンEも「マンゴー」より多く、皮膚の老化を防いでくれます。

青じその香りは「ぺリルアルデヒド」といい、抗菌・殺菌作用がありますから、食中毒防止にもなります。(赤ジソも効能があります)

◎寒天ゼリー・ぶどうジュース・玄米甘酒・豆乳・クコの実・干しぶどう

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寒天はテングサなどの紅藻類で、高分子炭水化物と言われています。

低カロリーなので太る心配がありません。植物繊維が豊富ですから腸内環境を整えてくれます。便秘改善・コレステロールの排泄をしてくれます。

玄米甘酒は「飲む点滴」といわれています。

麹菌から作るので酵素も多く、皮下脂肪・内臓脂肪を燃焼させるリパーゼが含まれています。酵素は腸内環境を整えるので、整腸作用が便秘を防いでくれます。カロリーも100g当たり81kcalですから、ダイエットにも適しています。食欲がない時や疲れた時などに最適です。夏は冷やした甘酒でもいいです。

豆乳は大豆の栄養成分をそのまま含んでいますから、牛乳の代わりに利用するとよいのです。

◎飲み物は様々な種類がありますが、それぞれ薬効を持っています。

同じものを毎日飲んでいると薬効が失われますから、その日の気分で飲み物をかえて飲んでいます。

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有機三年番茶は緑茶の葉と茎を収穫して天日干しして、三年間熟成させたものを釜炒れして仕上げます。熟成させることで、カフェイン、タンニンが抜け、癖がなく、まろやかな味わいのお茶になります。そして、緑茶にも含まれるカテキン(抗酸化物質)が、生活習慣病からガンなどの抑制効果を持っています。

緑茶は陰性で体を冷やしますが、三年番茶は陽性になりますから「冷え性」や、陰性体質の方にお勧めです。また、胃腸に優しく、妊婦さんなど、誰もが体調維持に常飲したい飲み物です。

すぎな茶はミネラルの宝庫です。

カルシウム、リン、カリウム、マグネシウムは、ほうれん草の数倍の含有量です。サポニン・ケイ素・葉緑素も含み、骨粗しょう症、ガン予防など、体調維持に常飲したいお茶です。

すぎな茶だけで飲用しても、癖がなくさっぱりしていますが、番茶とブレンドすることで、コクのある飲み物になります。

梅醤(うめしょう)とは梅に醤油を混ぜてあり「梅醤油番茶」といい、身体を温め血行を良くして疲労を回復してくれます。

胃腸を整え、風邪予防、冷え性改善、低血圧の改善に働きます。

ショウガを加えると更に効果が上がります。

梅干しの黒焼き

梅干しをオーブンで焼いてミキサーで粉末にしたものです。強陽性になりますから、陰性の体質、花粉症・冷え性・認知症・頭脳をしっかりさせる。お腹の調子が悪い時、お腹もしっかりさせます。

受験生の脳を引きしめたいとき、仕事で頭をしっかりさせたい時など。

耳かき一杯ほどを、番茶・味噌汁で日に3回飲用してください。

黒炒り玄米    

玄米を10時間以上炒り上げた陽性な飲み物です。

体が疲れた時は疲労物質が溜まり陰性体質になりますから、そのようなときに飲用すると効果があります。

陰性な体質の症状、神経痛・リウマチ・頻尿・冷え性・骨粗しょう症・疲労性骨折・胃炎・味覚不能などにも効果があります。

また、炒り玄米に含まれる「αグルカン」は、がん細胞に対するエネルギー供給を止め、増殖を防ぐ効果があります。当然免疫力を高まります。 

どくだみ茶 

利尿作用が顕著、これはカリウムが多く、老廃物や塩分の排泄を促してくれますから、塩辛いものを多く摂った後などにもいいです。

また、血管拡張作用(クエルシトリン)や血管を丈夫にする「ルチン」もふくまれていますから、血流を改善し毛細血管を健全にして、老化防止・認知症防止に働きます。

胃腸の炎症を抑える働きもあり、マグネシウム(便に水分を引き込む作用)も多く、排便がしやすく整腸作用もあります。

アレルギー性の鼻炎・花粉症なども抑えるといわれています。

柿の葉茶

「柿が色づくと医者が青くなる」という諺は、柿に含まれるビタミンCが、万病のもと風邪を予防するからです。果実一個に含まれるビタミンCは温州ミカン3~4個分に相当します。

ところが、柿の葉には果実以上にビタミンCが多く、柿の葉茶を飲用すると高血圧や動脈硬化予防、潰瘍などによる内出血・痔の出血・鼻血・月経過多・眼底出血にも効果があるといわれています。

ルイボス茶

ルイボス茶は南アフリカ共和国の一部の山脈地方のみで採れる特殊なハーブティーです。

効能は「活性酸素除去」の力が強いことで、様々な症状に効果があるといわれています。ノンカフェインで、味も美味で爽やかな飲み物です。薬効を十分引き出すには、土鍋で20分30分弱火で煎じるといいそうです。

通常は1.8ℓに1包みですが、濃くするとより効果があります。

煎じるお茶は皆そうですが、良い水で煮だすことが基本です。

★緑茶&抹茶

日本人の食生活に欠かすことが出来ないお茶は、カルシウム・カリウム・鉄・カロテン・ビタミンCを豊富に含んでいます。

静岡県が健康寿命の一位になったとき、緑茶、みかん、マグロの摂取量が日本一位で話題になりましたが、緑茶の効能は多岐にわたります。

また、カテキンという抗酸化物質も豊富ですから、生活習慣病の抑制に効果があり、病原性大腸菌O―157を抑制する抗菌作用もあります。

更に、抹茶にすると、茶殻に残る成分も残らず摂取できますから、薬効を考えるのなら抹茶がお勧めです。

調理法レシピ

◎豆乳ヨーグル

①豆乳950ccを熱湯消毒した蓋つきの入れ物に入れる。耐熱ガラスかプラスチックでよい。

②ヨーグト菌を入れて攪拌する。

③常温で二日ほどで固まれば出来上がり、冷蔵庫で保管する。

◎そばクリーム

①1カップのそば粉をフライパン中火で炒る。色がこげ茶色になったら、だし昆布のスープを入れてかき混ぜる。次第に固まってペースト状になれば出来上がり。

※だし昆布スープ・・水900cc(4cm角の昆布3枚を入れて一晩おく)に、しょう油で薄味をつける。

水は浄水器を通した水か、自然水を使いましょう。

◎寒天ゼリー・・使うジュースはお好みで、ぶどう・みかん・リンゴなど。

  • 寒天1本(天草)を水で戻し、手鍋にくずす。
  • ジュース200cc、水200ccを①に入れて中火で溶かす。

③玄米甘酒200gを入れて溶かす、豆乳100gを入れて混ぜる。少し沸騰したら出来上がり。

④流し感に入れクコの実(干しぶどう、季節のフルーツ)を散らし固まったら冷蔵庫に入れる。

※医食同源とは、食べるものは薬という意味です。

調理とは、台所にある、様々な栄養価や薬効を持っている食材を混ぜ合わせて、人の心も肉体も、健康で生きることが出来る料理を作ります。

その料理で人は、エネルギーを得て活動ができます。

良い料理を摂取していれば、体は健康で病気知らずで生活ができます。

悪い料理ばかりを摂取していれば、体は不健康になります。

人の心も同じに食べ物で、良い人・悪い人に分かれます。

体の細胞は食べ物でできていますから「簡単」な原則です。

普段食べている食材が、どのような栄養価や薬効を持っているか、あまり知らないで食事を摂っています。

それでよいのですが、正しい食事の「原則」だけは知らないと、方向が狂ってしまいます。

食事の原則

民族には民族の遺伝子にインプットされている料理が在ります。

日本人は普段は「和食」を食べることです。

ご飯(玄米食か玄米に近いお米)、旬の野菜の煮物など、お魚(骨まで食せる魚、或いは手に乗せられるぐらいの魚が理想)、味噌汁、漬物。

タンパク質は、大豆製品を主体にすると血管の病気にはなりません。

ガンになりたい人、心臓病になりたい人、脳血管の病気になりたい人、認知症になりたい人、難病になりたい人は肉類を食べてください。

但し、時々なら食べてもよいのですが、安い肉はやめてください。薬漬けだからです。

そして、新型コロナウイルスの死亡率の高い国は「肉食」の多い国です。

コロナウイルスと関係ないとは絶対言えません。

次号では「昼食」を紹介します。

    令和3年9月13日 高橋健康指導センター 健康指導家 高橋純一

※正しい食事を詳しく学びたい方は「食養講座」の受講をお勧めします。

 https://shokuyo-koza.com/

謹賀新年

新しい年、令和4年、2022年を迎えました。

例年、新年を祝って「イルミネーション」を、私の実家の庭に点灯しています。

私の仕事場は「長野市」ですが、実家は「長野県北佐久郡」で標高が700mを超えている風光明媚な所です。

動画でも見ることが出来ます。

どうぞ新年を祝ってご覧ください。

イルミネーションURL

https://youtu.be/9lTk5HJVxpE

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